こんにちは、森田裕一です。
富山の薬売り・売薬さんの私は毎日、車で廻商しています。
廻商?
そう、廻商です。
富山の薬売りは行商ではないんです。
行商はあちこちに行って商売をしてますよね。
売って歩く仕事。
富山の薬売りは決まったお得意様のお宅を定期的に伺っているので廻商。
しかも、先用後利(せんようこうり)。
おくすりをあずけて、つかっていただいてから後から使った分だけ
お支払いいただきます。
320年以上続くシステムです。
そうそう、このシステムははじめは普通に行商だったそうです。
ところが、薬屋さんは富山の薬売り以前にもいたので、
(大和・奈良の薬売りなど)そこと差別化をするために
廻商、先用後利をするようになったんです。
またそれ以前の薬屋さんが行かなかった家に行って、薬を預けて半年、また1年に一度訪問したのです。
そこで大切なのはお得意様の話を聞くこと。
聞いて書く、聞いて書く。
昔の顧客リスト(懸場帳といいます)を見るとそれぞれのお得意先のことについて
事細かに書かれています。おもしろいですよ。
(富山にある売薬博物館で見ることができます)
何事も記録してそこから学び、次回の行動に活かすこと。
富山の薬売りの成功の秘密は、実はシステムではなくこの記録の仕方だったのです。
これは意外に知られていませんが。
その大切さを、歴史も証明してくれますね。
ではまた。
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